第1回リレーズ・プラザ(東京・八王子市で開催)のレポートです。「跡継ぎ」の立場にあることをどのように意識しているかなど、自由討論してもらいました。その中からいくつかの発言をご紹介します。 | |
KTさん(男性27歳) 正直いって、やる気はなかった。大学の中頃には、「やってもいいかな」という気になっていたが、「世の中のことをわからないまま、店に入ったのではつまらないな」という考えもあった。 家がクリーニング業のせいか、婦人服が好きだったので大学卒業後、アパレルメーカーに就職。1年半勤めたが、先輩などに話を聞いて、将来を考えた場合、サラリーマンでは自分の思うような暮らしができないと思い、よそのクリーニング店で修行中。 自分の思ったようにやって、それが正しければ結果となって表われてくる。結果が出ると「次はこうやってみよう」といった意識がでてきた。そこからクリーニングが面白くなってきた。 TKさん(男性23歳) クリーニング業を継ぐのがいやだと思ったことはなく、「サラリーマンはつまらない、やるんだったら商売人だな」という風潮が学校の中にもあった。カッコイイとまではいわないが、いい仕事だなと思っていた。 |
TMさん(女性23歳) OL時代は言われたことをやっているだけでしたが、店を手伝うようになって、今は自分にしかわからないこともたくさんあり、一人の存在の大きさが実感できます。 クリーニングは儲からないと思っていましたが、物を売るのではなく、使うものを仕入れるだけで無駄がない。いいところを見つけたかなと思っています。 IKさん(男性23歳) クリーニング事業を達成してきた親を尊敬しているし、自分もそうなりたいと思う。しかし親が当然のように「公務員はつまらないからやるな」などというと、意見は一緒だとしても反発してしまう。 今は教師を目指して勉強中だが、自分のやりたい道を見つけてやるということでは親と同じつもり。 |
クリーニング ここが好き |
クリーニング ここが嫌い |
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◎ 父を見ていてカッコイイ ◎ 自分が必要とされている ◎ 通勤がない ◎ 自主性がいかせる ◎ 働いた分だけ収入になる ◎ 時間に自由がある ◎ 性格的にあっている |
× 忙しすぎる × サラリーマンに比べ労力が大きいのに収入が少ない × サラリーマンの友人と時間があわない × すべて家族で処理しなければならない × 親の自負、自慢、実績に反発がある × 親と感情的に対立してしまう × 家業以外のことをしてみたい |
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