新年あけましておめでとうございます。
　会員をはじめ業界団体、関係者の皆様方におかれましては、ご健勝で新年をお迎えになられましたこととお慶び申し上げます。
　また、平素より一般社団法人 日本リネンサプライ協会の事業運営に当たり、格別のご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

　さて、昨年を振り返ってみますと、4月14日の前震、16日の本震と震度7により家屋の倒壊などが相次いだ熊本地震で犠牲になられた方々、また、被害に遭われました方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
　しかし、喜ばしいこともありました。8月のリオデジャネイロオリンピックでは水泳、体操、柔道、バドミントン等で大活躍され，過去最高の41個（金12、銀8、銅21）のメダルを獲得されました。特に、陸上の男子400メートルリレーでは史上初の銀メダルという歴史的な快挙を成し遂げられました。このことは、リネンサプライ業界も期待しています2020年の東京オリンピックが非常に楽しみになっております。

　また、昨年は当協会が昭和46年2月に厚生大臣より設立許可を受けて45年目に当たることから、6月17日の通常総会終了後に「創立45周年記念事業」として、記念講演、記念式典及び記念祝賀会を来賓及び会員合わせて約260名が参加し盛大に執り行いました。記念式典では、福田祐典厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部長のご臨席を賜り、厚生労働大臣祝辞並びにリネンサプライ生活衛生功労者として厚生労働大臣表彰状を2名、医薬・生活衛生局長表彰状を7名に贈呈していただきました。また、会長感謝状を永年在籍会員34社に贈呈いたしました。
　来賓の方々をはじめ、ご来場下さいました皆様に改めて厚く御礼申し上げます。

　さて、協会では、本年におきましても、会員相互の信頼と理解のもとで事業活動の充実を図っていくべきであると考え、「衛生基準認定制度」、「リネンサプライ業技能実習講習会」と協会のレベルアップと技術力アップにつながるこの二つの事業に力を注ぐと同時に、セミナー及び講習会の内容の充実を図って参ります。
　更に、普及啓発事業としてリネンサプライ業とはどういうものかを周知して頂くため、ホテル･旅館の従業員の皆様或いはホテル養成専門学校等の学生・生徒を対象とした工場見学会の実施、並びにホテル、旅館の女性利用者を対象としたモニター事業を実施する所存です。
　その他、機関誌の発行等の事業活動についても各委員会において知恵を出していただき、内容の充実を図って行くこととします。

　しかしながら、当業界においては円安による輸入品の高騰、また原材料の値上がりが工場経営を圧迫した年でもありました。そんな中で、私どもが今後やっていかなければいけないことは、お客様から適正な価格を頂くということに全力を傾け、経営基盤をしっかり固めていくことが一番大事なことではないかと考えます。
　改めてここに会員相互の信頼関係と協力によりこの難局を乗り越えて行く所存ですが、引き続き業界団体、関係者の皆様方のご支援ご協力をお願い申し上げます。

　終わりに、業界関係の皆様方のますますのご発展とご繁栄を祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。