謹んで新年のお祝いを申し上げます。
　会員の皆様におかれましてはご健勝にて新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

　当会はお陰をもちまして創立30周年となりました。
　立ち上げ前から会の発足以降の困難な時期を含め、基盤確立の為に尽力された、初代会長の小泉茂夫氏、その後の飛躍発展に取組まれた第二代会長の安久正夫氏の両会長をはじめ、設立以来の役員各位の情熱溢れたご努力、並びに会員各位のご協力の賜物と深く感謝を申上げます。

　近年は業界を取り巻く環境が大きく変わりつつあります、会の運営も種々の現実的な対応が必要であり、また将来への見通しを持ちながら活動していくことが求められます。

　まず会の基本である「繊維・クリーニング・経営」に関する知識の習得を目的とした「基礎科、研究科、ゼミ科」の更なる講義の充実すること。
　また年々受験者数を増やしております「クリーニング・アドバイザー資格制度（CA）」を、業界の接客レベル向上のため、さらに全国展開すべく一般社団法人 関西繊維商品めんてなんす研究会、愛知県クリーニング協会との綿密な連携と業界団体との交流を通じて拡大を図っていきます。
　さらに新JIS表示がスタートし2年目になりましたが、当会の会員は実際に衣類の試験機関より洗浄テストを受託しており、これらのノウハウを機会と捉え、会員へ継続的に情報提供をしたいと考えております。
　尚好評を頂いておりますアパレル産業界との「アパレル情報交換会」は、多くのリピーター参加者が参加されており信頼と親密さを増しております。今年も積極的に行い微力ながら業界間の有益な意見交換を行い、両者の風通しをさらに良くするため努力したいと考えております。

　そして私達の活動原点はいつの時代にあっても会の「主旨」と「会員心得」にあり、当会創立以来のボランティア精神を見失うことなく行動していかなければならないと考えております。
　本年も引続き会員各位のご支援とご協力を賜りますよう、団体各位を含め更なる発展をご祈念申し上げ年頭のご挨拶とさせて頂きます。