新年あけましておめでとうございます。
会員をはじめ業界団体、関係者の皆様方におかれましては、ご健勝で新年をお迎えになられましたこととお慶び申し上げます。
また、平素より一般社団法人 日本リネンサプライ協会の事業運営に当たり、格別のご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、7月の九州北部(福岡県朝倉市、大分県日田市等)の豪雨により犠牲になられた方々、また、被害に遭われました方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
しかし、喜ばしいこともありました。9月に桐生祥秀選手が陸上100メートルで9秒98と日本選手初の10秒の壁を突破。また、世界という字が付いた陸上、レスリング、バドミントン、柔道と大活躍しました。このことは、リネンサプライ業界も期待しています2020年の東京オリンピックが非常に楽しみになっております。
さて、年頭に当たり当協会としては、本年におきましても、会員相互の信頼と理解のもとで事業活動の充実を図っていくべきと考え、「衛生基準認定制度」、「リネンサプライ業技能実習講習会」と協会のレベルアップと技術力アップにつながるこの二つの事業に力を注ぐと同時に、セミナー及び講習会の内容の充実を図って参ります。
また、普及啓発事業としてリネンサプライ業とはどういうものかを周知して頂くため、ホテル・旅館の従業員の皆様或いはホテル養成専門学校等の学生・生徒を対象とした工場見学会を引き続いて実施します。
更に、平成24年度に作成しました「労働安全衛生手帳」を平成29年度中に検討し改訂版を発行することとしています。当該手帳は、協会会員のみならずリネンサプライ業界の皆様に活用して頂き、従業員の皆様を労働災害から守って頂きたいと願っております。
その他、機関誌の発行等の事業活動についても各委員会において知恵を出していただき、内容の充実を図って行くこととします。
また、日本経済にも人手不足の深刻化が景気の足かせになるリスクがあるようです。特に我がリネンサプライ業界も生産年齢人口が減少という構造変化により人件費や物流費などのコスト上昇の一部を価格に転嫁せざるをえない状況です。そんな中で、私どもが今後やっていかなければいけないことは、お客様から適正な価格を頂くということに全力を傾け、経営基盤をしっかり固めていくことが一番大事なことではないかと考えます。
改めてここに会員相互の信頼関係と協力によりこの難局を乗り越えて行く所存ですが、引き続き業界団体、関係者の皆様方のご支援ご協力をお願い申し上げます。
終わりに、業界関係の皆様方のますますのご発展とご繁栄を祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
|