モデル雇用契約書を策定、クリーンライフ協会
クリーンライフ協会(小池広昭会長)はクリーニング業界向けのモデル雇用契約書を策定。ホームページでダウンロード可能なデータを公開した。
クリーニング業界では、中小零細事業所を中心に雇用契約書や就業規則が整備されていない現状があり、深刻化する人手不足問題に拍車をかけているとの指摘もあった。さらに働き方改革が施行されたことも踏まえ、早急に雇用環境を改善していくことが求められている。
こうした背景を踏まえ、クリーンライフ協会は雇用環境改善検討委員会(小川賢治委員長)を立ち上げ、特定社会保険労務士の佐藤容右氏に委員として参画してもらい、ハローワークに求人票を出すことを目標としたモデル雇用契約書を策定した。
モデル雇用契約書は勤務形態の現状にあわせて「正社員・シフト制用」「正社員・変形労働時間制用」「パート用」の3種類。活用しやすいように記載例、記載要領も加えた。
内容は、労働契約における基本的な事項を記載したほか「採用時の提出書類」には資格証明書として「クリーニング師」などを項目として入れた。また従業員の安心感につながることから、正社員用は従業員のカウンセリング制度である「メンター制度」、パート用は「相談窓口」を掲載。記載要領では「賃金」や「パート従業員の勤続期間に対して付与する年次有給休暇日数」などについても解説している。
クリーンライフ協会のモデル雇用契約書・ダウンロードページhttps://clnw.jp/downloadtool/