消費科学会のアパレル講座、クリーニングテーマに

日本繊維製品消費科学会は2021年3月10日、11日の2日間、実践アパレル講座「洗浄・洗濯・クリーニング」入門を開催する。

「なぜ洗うのか、どう洗うのか」といったごく基本的な話題から、家庭洗濯および商業クリーニングの実際まで幅広い内容をできる限り分かりやすく解説する内容。今回はオンラインでの開催となる。

日時

1日目:2021年3月10日 13:00~15:35
2日目:2021年3月11日 13:00~16:10

会場

オンライン開催

内容

洗浄の理論と家庭洗濯
小林政司氏(大阪樟陰女子大学教授)

なぜ洗うのかという素朴な疑問から、汚れの種類、水と油の関係、界面活性剤の働きなどを通説し、その後、家庭洗濯における洗剤の濃度や温度など各種の洗濯条件の基礎について解説。また、準備から乾燥までの各洗濯工程のポイント、柔軟剤や漂白剤などの働き、洗濯機の種類などについてもトピックス的に扱う予定。

商業クリーニング
住連木政司氏(品質情報研究所所長)

家庭用品品質表示法の改正によって新たに商業クリーニングに関する表示がJIS規格化され、そこにはウエットクリーニングに関する表示も取り入れられた。アパレル事業における商品企画、品質表示及び消費者対応にあたっては、商業クリーニングに関する理解がより重要度を増しているといえる。商業クリーニングの歴史と現状が抱える課題、ドライ、ウエットクリーニングの原理と実際、クレーム事例の解析による繊維製品消費とクリーニング作業の関係性について明快に解説。

参加費

会員(学校)9,000円,会員(団体・企業・官公庁)13,000円、学生3,000円
非会員(学校)13,000円,非会員(団体・企業・官公庁)17,000円,非会員(学生)3,000円 ※非会員は税別

申込・問合先

日本繊維製品消費科学会事務局(TEL:06-6358-1441)

AMG