新年あけましておめでとうございます。

　旧年中は日本産業機械工業会　業務用洗濯機部会の活動に多大なご支援ならびにご協力を賜り、誠にありがとうございました。

　昨年は、国内観光やビジネスの移動人口の復活に加え、訪日外国人観光客数もコロナ以前の最高を上回る勢いで増加し、今年はより多くの外国人観光客が日本に集まるのではないでしょうか。さらに、4月からは大阪・関西万博も開催され、さまざまな需要喚起が期待されます。

　一方で、材料や資材・エネルギーコスト・人件費の高騰や、少子高齢化の進行による労働人口の減少といった課題に加え、加速する地球温暖化による作業環境の悪化や度重なる自然災害など、企業を取り巻く環境は一層厳しくなっております。

　これらの課題に対する、ユーザーの皆様から寄せられるニーズに対しては、機器単体の性能向上だけでなく、AIや画像処理をはじめとする先端技術を活用した自動化や省人化システムの開発、工場全体での効率的な節水や排熱再利用の達成に向けて、各社が取り組みを進めております。

　また、災害への対策に関しましては、被災地の一日でも早い復興・復旧に向けて、すでに取り組みを始めているクリーニング業界の皆様と連携し、清潔という側面から、われわれメーカーがどのように貢献できるのかを検討していきたいと考えております。

　最後になりましたが、皆様方の一層のご活躍とご健勝をお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。