第2回 良い活用方法とは何か
例えば、私たちの日常業務を考えてみましょう。 経理、業績管理、営業店管理、給与計算、顧客管理、etc・・・実に多くの数字にまつわる業務の多いことか。しかしこれらの数字の把握こそ、コンピューターの得意とするところなのです。
本来コンピューターの得意とするところはDB(データベース)につきるでしょう(現在のパソコンでは様相は少し変わってきましたが、特にマルチメディアの分野やDTP等は素晴らしいものがあります)。クリーニング業界でも、それは例外ではありません。販促でいえばDM等がその良い例といえるでしょう。
ただ、ここでも一部の方は、必要以上に顧客管理を要望しますが、これは考えものです。高価な顧客管理機能が付いたレジを購入して、それをパソコンに取り込んで云々・・。それはそれで結構なことだとは思いますが、よく考えてみてください。レジを買って、パソコンを購入してソフトを作ってもらって・・・、一体いくらお金がかかるのでしょうか?それならば最初から、アメリカのようにパソコンでレジシステムを作った方が、はるかに安くつきますし、パソコンの得意とするところでもあります。
しかし顧客管理を行って、最近ご無沙汰のお客様にサービス付きのDMを発行したとします。そして、そのお客様が来店されたときに、常連のお客様と鉢合わせしてしまったらどうしますか。あまりにも地域密着型の商いでは、必要以上の顧客管理は仇になることがあるのです。
もっとも顧客管理によって、自店の現状を把握するというのであれば話は変わりますが、私のところに相談される方の大半は前者のケースなのです。したがってクリーニング業界では、このような使い方もあまり良い活用方法だとはいえません。では何が良いのでしょうか...