外交車・ルート車のための安全運転教室
第3回 死角その2

前回は後方からの死角についてお話しましたが、死角とは後方だけなのでしょうか?

実は、この画像のような例もあるのです。「これのどこが死角なの?」と思われた方、非常に多いと思いますが、これも死角の一例です。

では、どういうことか? この場合、車両は右折しようとしています。当然、交差点を曲がろうとする時、横断歩道上の歩行者や自転車を注意します。これは誰もがすること。この場合も左右を確認してから右折を開始しています。が、ここで落とし穴があるのです。

このドライバーは、右から確認して、左の男女を見ながら右折したはずです。なぜ言い切れるか? 実は、左を確認している間に、この自転車が横断してきました。そうなのです、自分から左方のみを見たために、右が見えない、いわゆる死角を作ってしまったのです。

人間の物を見る角度、いわゆる視角には限界があります。左右で80度とも言われています。この場合、まさに右方からの自転車を80度以上右方向、死角に自分から入れてしまったのです。

では、この場合、どうすれば良かったのか? 単純で基本的なことです。

「右を見て左を見る。そして最後にもう一度、右を見る」
皆さん、この言葉、教習所で教わったことはないですか?

[自転車と接触直前]

※動画を再生するにはサポートしたブラウザが必要です。
※ドライブレコーダーの映像は株式会社カズー・ファクトリーの提供によるものです。著作権は同社に帰属します。

バナー広告案内