第4回 損益分岐点でみる価格設定比較
ここで紹介する統計値は、あくまでも参考ではありますが、利益を考慮したうえで価格設定を行った場合と、市場経済に的を絞ったうえで価格設定を行った場合との比較です。そして、この2つには大きな開きがあります。
例えばセールを行った時に、その違いははっきりと現れます。限界単価は同じですが、そこに含まれる利益率に大きく差が現れるのです。
このことは非常に重要です。つまりセール目的が、時には市場に対する優位性を誇示するためである場合も、当然起こりうることです。その場合でも、確実に利益を確保することができるのです。もちろんセール目的が、単に市場価格よりも安いということだけをアピールするようなものであるならば、これには当てはまりませんが。
【現状】
【変更後】